時間を味方にする:自然体で続けられる時間管理のヒント
こんにちは。今回は「時間の使い方」について、少しゆったりした視点からお話ししてみたいと思います。
私たちに与えられた時間は限られていますが、だからこそ完璧を目指すのではなく、自分にとって無理なく続けられる時間の使い方を見つけることが大切です。
1. 完璧じゃなくていい、ざっくりとした目標でOK
時間をうまく使いたいと思ったとき、まず大事なのは「何のために時間を使いたいか」という目的意識です。とはいえ、あまりに細かく計画しすぎると、逆にやる気がなくなってしまうことも。
私自身も、細かく時間を区切るのは苦手で、少し余裕のあるスケジュールの方が継続できます。
2. アナログとデジタルを時間帯で分ける
私が実践している方法の一つは、午前中はできるだけアナログ作業に集中するということです。納品などでPC作業が不可避な場合を除き、11時までは基本的にペンと紙で考えごとをします。
この時間に、企画を練ったり、アイデアをまとめたり、ノートに手を動かすことで、より深く集中でき、頭の中も整理されるのを感じています。
その後にデジタル作業に移ると、作業スピードもアップし、効率よく進められます。
3. タスクは3つまで。優先順位を意識して絞る
やることがたくさんある日は、「とにかく全部やらなきゃ!」と焦ってしまいがちです。
でも私は、その日絶対にやるべきタスクは3つだけ書くようにしています。あとは、忘れてはいけないことをメモ程度に。
実は、細かく挙げれば10個以上やることがあっても、全部を完璧にこなす必要はありません。
私はよくアイゼンハワー・マトリクスを使って、
- 「重要かつ緊急」なことを3つだけ選び、
- それだけに集中することで、一日がスッキリまとまる感覚を得ています。
4. 「20点の法則」で行き詰まりを軽くする
「ちゃんとやりたいけど、完璧に仕上げようとしてなかなか手をつけられない…」そんな経験ありませんか?
実際、相談でもよく聞くのですが、未完成のまま頭の片隅にずっと残っているタスクは、思っている以上に心と時間を消耗させます。
そこでおすすめしたいのが、“20点でとりあえず終わらせる”という考え方。
たとえば、ポートフォリオを作りたいけど全然手がつけられない場合、「Webページ1枚にとりあえず作品を貼るだけ」でもいいんです。
一旦アウトプットしてしまえば、頭から離れ、新しいことに使えるリソースが戻ってきます。そして意外と、その20点の成果物が役に立つことも多いのです。
完璧主義を少し手放すことで、動き出しやすくなるはずです。
5. タイムブロッキングは“予約”感覚で
時間を区切って行動するタイムブロッキングもおすすめですが、これも完璧にやろうとせず、“ざっくり予約”くらいの気持ちで十分です。
「午前は思考系、午後は作業系」といった分け方でもOK。決めておくことで、無駄な迷いが減ります。
6. 気が散る原因を減らす
集中を妨げるものをあらかじめ排除しておくと、自然と作業効率が上がります。
- スマホ通知はオフ
- SNSは決まった時間にだけ見る
- デスク周りを軽く片付けてからスタート
私も作業前に机を整えるだけで、気持ちがぐっと落ち着きます。
7. 自分を労う時間を忘れずに
目標を達成できた日には、自分への小さなご褒美を。
お気に入りのコーヒーや、ゆったりした映画の時間が、「また頑張ろう」という気持ちにつながります。
おわりに
時間管理は、完璧にこなすことではなく、「自分らしく気持ちよく続けられるか」が何よりも大切。
毎日の中に、自分なりのリズムをつくっていけば、人生そのものが少しずつ整っていくのを感じられるはずです。
焦らず、自分に合った方法を見つけていきましょう。
大切な時間を、もっと自分らしく、もっと心地よく過ごせますように。